4月の北海道函館市長選で初当選を果たした大泉潤市長が16日、就任あいさつのために道庁を訪れ、鈴木直道知事と面会した。
面談は冒頭のみ報道陣に公開された。2人は道と函館市の連携強化を確認し、鈴木知事は東京都や札幌市で、ふるさと納税のPR活動を支援する考えを伝えた。大泉市長は市のふるさと納税の寄付収入約11億9700万円(2022年度)を、4年間で100億円に増やす公約を掲げており、「大変心強い。近隣自治体と手を携えて、道南全体を盛り上げる立場を全うしたい」と歓迎した。
面談後に取材に応じた大泉市長によると、北海道新幹線も話題に上ったものの、公約の函館駅乗り入れに向けた調査に関する協議はしなかったという。大泉市長は「さまざまな関係機関の中で一番大切な団体は道だ。しっかりと連携したい」と話した。
大泉市長は俳優、大泉洋さんの兄。【石川勝義】