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福岡市地下鉄七隈線 平日の乗客数、約1.5倍に 延伸から1カ月


 福岡市地下鉄七隈線は27日、天神南-博多間(1・6キロ)が延伸開業して1カ月を迎える。市は1カ月間の乗客数について、七隈線全体で開業直前の約1・5倍(速報値)で推移していることを明らかにした。【竹林静、野間口陽】

 市交通局によると、七隈線全線の平日の1日当たり乗客数を延伸直前の3月20~24日と、延伸後の3月27日~4月23日を比べた場合、約53%増だった。ただ延伸直前の時期は学校の春休みで、一部の通学客らが数値に含まれていない可能性もある。また空港線、箱崎線、七隈線3線合計の乗客数を同じ時期で比較すると、4%増えた。市交通局営業課は「延伸により、空港線から七隈線に移行した通勤客らが一部いるとみられる」と話す。前年同期比の数値や市の予測との比較、新設された博多駅・櫛田神社前駅の利用者数は、確定値がそろい次第、改めて分析するという。

 一方、七隈線の朝のラッシュ時の混雑は激しくなった。市が毎日公表している混雑状況をみると、今月24日朝、乗車率140%以上の「隣の人とかなり密着し、新たに乗り込むことが困難な状況」が別府-天神南間で午前7時半~8時半に起きていた。新型コロナウイルス禍の影響もあって単純に比べられないが、昨年同期(2022年4月25日)は最大でも120%以上だった。市交通局は「本格的な分析は確定値が出た後になるが、延伸の影響は一部あると思う」と話している。

 高島宗一郎市長は25日の記者会見で「今後インバウンド(訪日外国人)の回復により、昼間の時間帯などを含め、総じて多くの人に利用してもらうことを期待する」と語った。ラッシュ時の混雑については「それぞれの市民が乗る時間を少しずつずらして乗るか、企業がフレックスな勤務をとることで、できるだけ通勤時間帯のピークを避ける努力をしてほしい」と呼びかけた。

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