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不明の陸自ヘリ搭乗 師団長らの後任発表 4月下旬にも機体引き揚げ


 沖縄県の宮古島周辺で陸上自衛隊員10人が乗ったヘリコプターが消息を絶った事故で、防衛省は20日、事故機に伊与田雅一・宮古警備隊長が乗っていたと明らかにした。乗員の氏名を公表するのは坂本雄一・第8師団長に続いて2人目。2人は「安否不明」としたままで後任人事も発表した。

 陸自トップの森下泰臣(やすのり)・陸上幕僚長が20日の定例記者会見で公表した。このタイミングで後任を決めたことについては「南西地域での任務遂行や捜索状況などを考えて総合的に判断した」と述べた。第8師団長には青木伸一・第11旅団長、宮古警備隊長には比嘉隼人・第5施設群長が就任する。

 防衛省によると、伊良部島の北側約6キロの深さ約106メートルの海底で、機体の主要部と隊員とみられる6人が見つかった。うち5人が引き揚げられて死亡が確認されたが、身元は特定されていない。

 森下氏は会見で、早ければ4月下旬にも機体の引き揚げ作業を始めることも明らかにした。民間のサルベージ会社に委託する方針で、防衛省は21日に入札を実施する。

 事故原因の解明に向けては、フライトレコーダー(飛行記録装置)の回収がポイントとなるが、森下氏によると、20日時点で見つかっていない。森下氏は「海底で捜して取り外すのは難しい」として、機体を引き揚げてから捜す考えを示した。【内橋寿明】

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