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現場に残された車の中から燃料入りペットボトル 青森5人死亡火災


 青森県六戸(ろくのへ)町犬落瀬(いぬおとせ)の左官業、十文字(じゅうもんじ)利美(としみ)さん(68)方が全焼し、焼け跡から5人の遺体が見つかった火災で、県警は15日、現場に残されていた親族の男性(92)名義の黒い軽自動車に、燃料が入ったペットボトルが1本あったと明らかにした。後部座席から見つかったポリタンクには灯油とみられる液体が半分ほど入っていたことも判明。県警はこれらを押収し、火災との関連を調べている。

 県警は14日、容疑者不詳のまま現住建造物等放火容疑で男性の自宅を捜索するとともに、十文字さんの自宅敷地内に残されていたこの車を差し押さえていた。

 捜査関係者によると、ペットボトルは焼酎用のもので、茶色の液体燃料がわずかに入っていた。また、男性は農業をしていたとみられ、自宅や敷地内にある小屋からは、農機具に使われる混合油やガソリン、灯油、エンジンオイルとみられる液体も大量に見つかった。

 一方、出火前日の12日正午過ぎ、この男性が十文字さんの自宅近くを軽自動車で通る様子が付近の住民に目撃されていたほか、同日午後1時過ぎには、現場から約1キロ離れたホームセンターで懐中電灯と電池を購入していたことが確認された。

 十文字さんは県警の聞き取りに「数年前に男性が自宅を訪れて言いがかりをつけてきたことがあったが、その後は家族で関わらないようにしていた」と話しているという。

 県警は15日も現場検証を続けて出火原因や火元の特定を急ぐとともに、男性が行方不明になるまでの足取りを捜査している。【江沢雄志】

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