松本剛明総務相は4日の記者会見で、マイナンバーカードの取得申請数が3月31日時点で、約9614万件となり、人口の76・3%に達したと明らかにした。
政府は2022年度末までに「ほぼ全国民に行き渡らせる」との目標を掲げてきたが、松本氏は「円滑に取得するための環境整備をすることによって、ほぼ全ての国民に行き渡らせる水準までは到達した」と指摘。「これからもマイナンバーカード普及・利活用を進めて、地方のDX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組んでいきたい」と述べた。
同日時点の累計交付数は、約8440万枚で交付率は67%だった。【日下部元美】