羽田空港などで関連施設を運営する「空港施設」(東京都大田区)の副社長で、国土交通省OBの山口勝弘氏が、取締役だった2021年5月に「国交省の意向」という趣旨の発言とともに自らの副社長昇格を要求していたことが、判明した。空港施設社が3日、明らかにした。山口氏は21年6月、副社長に就任した。
空港施設社の人事を巡っては、元国交省事務次官の本田勝・東京メトロ会長が22年12月に山口氏を社長に昇格させるよう空港施設社側に要求したことも明らかになっている。この際は空港施設社側が応じなかった。【木下翔太郎】