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共産が再び党員を除名 志位氏の辞任求める著書を出版した古参


 共産党は17日、在任期間が22年を超える志位和夫委員長の辞任を求める著書を出版した古参党員、鈴木元氏(78)を党の規約上最も重い除名処分にしたと発表した。党は2月にも党首公選制を主張したジャーナリストの松竹伸幸氏を除名したばかり。除名された鈴木氏は17日、東京都内で記者会見し「除名される筋合いはない」「党のイメージをダウンさせ、混乱させるだけだ」と訴えた。

 鈴木氏が所属していた党京都府委員会の発表によると、党は鈴木氏の著書について「事実無根の攻撃を書き連ねている」と批判。松竹氏と同時期に著書を刊行したことなどを「党攻撃のための分派活動の一翼を担った」として党規約違反による除名を決めた。除名は15日に京都府委が決定し、16日に中央委員会が承認した。

 鈴木氏は17日の会見で「松竹氏とは個人的な付き合いはほとんどない」と「分派」を否定。「除名される筋合いはない。強く抗議する」と処分の撤回を求めつつ、「まとまった数の(票が)減る危険性がある」と述べ、立て続けの処分が4月の統一地方選に影響する可能性を指摘した。

 鈴木氏は1962年に入党し、党京都府委常任委員などを歴任。1月に著書「志位和夫委員長への手紙」(かもがわ出版)を出版し、著書の中で「新しい指導部に党の改革を委ねるべきだ」などと志位氏の辞任や党首公選制の導入を主張していた。【古川宗】

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