「コカ・コーラ」を使った初のアルコール飲料、4月に発売

　日本コカ・コーラは、看板商品「コカ・コーラ」を使った初のアルコール飲料「ジャックダニエル＆コカ・コーラ」を4月10日から全国で販売する。人気ウイスキー「ジャックダニエル」をコカ・コーラで割ったもので、アルコール度数は7％。希望小売価格は210円（消費税別、350ミリリットル缶）。

　米国で開発した商品で、2022年11月にメキシコで発売した。日本のほか北米、欧州など世界各地で順次発売する。ジャックダニエルをコカ・コーラで割った飲み物は、「ジャックコーク」と呼ばれ、世界中で長く親しまれているという。

　日本コカ・コーラは、18年に缶酎ハイ「檸檬堂（れもんどう）」を発売。世界のコカ・コーラグループとしては初のアルコール飲料で、日本市場でシェアを拡大した。コカ・コーラの製品開発は米国本社が管理。これまでコカ・コーラとアルコールを使った製品は作ってこなかったが、日本コカ・コーラの担当者は「日本でのアルコール製品の成功が今回の米国本社の製品開発を促した」と話している。【浅川大樹】