発達した低気圧の影響で10日午前、東京都心でも雪が降った。低気圧は本州の南岸を進み、関東甲信地方や東北太平洋側南部では、11日にかけて大雪となる恐れがある。航空各社が一部の便の欠航を決めたほか、首都高速道路は一部の入り口を閉鎖した。
気象庁によると、関東甲信は広い範囲で大雪が予想され、東京23区でも大雪となる地域がある見込み。10日夜には沿岸部を中心に次第に雨に変わるが、山地や山沿いでは11日にかけて雪が続くとみられる。
11日午前6時までの24時間に予想される降雪量は、多いところで、甲信と関東北部の山地で40センチ▽関東北部の平地で25センチ▽箱根から多摩・秩父地方で20センチ▽関東南部の平地で10センチ▽東京23区で5センチ。
日本航空（JAL）と全日空（ANA）は一部の国内線の欠航を決めた。いずれも羽田空港を発着する便を中心に、JALの32便（午前7時現在）、ANAの18便（同9時現在）が欠航する。首都高速道路は10日午前から一部入り口を閉鎖した。本格的に雪が積もる前から通行止めにする「予防的通行止め」を実施する可能性もあるとした。
JR東日本は午前9時現在、平常通り運転しているが、首都圏の路線で大幅な遅れや運休が発生する可能性があるとしている。【国本愛、岡崎大輔】
大谷翔平・野球ニュース