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運転手不足解消の助っ人なるか 自動運転バス運行へ実証実験


 茨城県常陸太田市は17日から23日まで、市中心部の公道を使って自動運転EV(電気自動車)バスの実証実験を行う。安全性の検証や利用者へのアンケートを行い、将来の実用に向けてニーズや課題の把握を目指す。【田内隆弘】

 今後バス運転手の担い手が不足していくことが想定されることから、自動運転バスへの注目が高まっている。すでに境町では2020年、国内の自治体で初めて定期運行を開始している。

 今回の実証実験で使用するバスは、フランス・ナビヤ社製のEV「アルマ」。全長4・75メートルのコンパクトな車体に最大9人(うち2人は保安員)が乗車できる。最高時速18キロで、JR常陸太田駅―市役所間約1・3キロを20分ほどで結ぶ。区間内には、降車限定の停留所が2カ所設けられる。

 車体の前後左右には八つのセンサーが付いていて、常に周辺の状況を把握しながら走る。車内にハンドルやアクセル、ブレーキペダルなどはなく、緊急時などには保安員がコントローラーを使って手動で制御する。自動運転レベルは、人が監視する「レベル2」に相当する。

 運賃は無料で、1日に往復計14便を運行する。前日までに、市のホームページから専用サイト(https://reserva.be/hitachiotaauto)を通じて予約が必要(先着順)。キャンセルが出た場合は当日希望者も乗車できる。

 宮田達夫市長は、市民や観光客の移動手段としてのほか、市中心部に今春開業予定のショッピングモールでの実証実験にも意欲を示し、「広い敷地内を客が移動する手段として活用できるのでは」と話した。

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