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首相、荒井勝喜首相秘書官を更迭 LGBTQや同性婚巡り差別的発言


 岸田文雄首相は4日、LGBTQなど性的少数者や同性婚のあり方を巡り、差別的な発言をした荒井勝喜首相秘書官を更迭すると表明した。福井県坂井市で記者団の取材に応じた。

 首相は「大変深刻に受け止めている。当然、任命責任を感じている」と述べた。

 荒井氏は3日夜、首相官邸で記者団に性的少数者について「隣に住んでいるのもちょっと嫌だ」などと差別的な発言をした。

荒井氏、異能の官僚として知られ

 性的少数者を巡る差別発言で首相秘書官を更迭された荒井勝喜氏は、経済産業省で東芝やシャープの経営再建問題で手腕を発揮した異能の官僚として知られる。

 神奈川県出身。高校卒業後に地元市役所で勤務したが、当時の上司に勧められ、早稲田大学政治経済学部に入学。1991年に通商産業省(現・経産省)に入省した経歴を持つ。

 94年に米ペンシルベニア大ウォートン校に留学。2009年から3年間、日本貿易振興機構(JETRO)の産業調査員としてニューヨークに赴任するなど海外経験も豊富。課長時代は主に情報通信や産業政策を担当し、15年に発覚した不正会計問題で揺れた東芝の経営再建や、16年の台湾企業・鴻海(ホンハイ)精密工業によるシャープ買収にも深く関わった。

 大臣官房総務課長、総括審議官と経産省の中枢を歩み、21年7月に53歳で電機業界やデジタル政策を担当する商務情報政策局長に抜てきされた。21年10月の岸田政権発足時に首相秘書官に起用され、首相のスピーチライターを務めた。同期入省組の出世レースでトップを走り、将来の事務次官就任が有力視されていた。

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