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プーチン氏「戦車には対抗手段」 第二次大戦の独ソ激戦地で演説


 ロシアのプーチン大統領は2日、ドイツがウクライナに主力戦車「レオパルト2」の供与を決めたことについて「信じられないことだが、ドイツの戦車が再び我が国に脅威を与えている」と述べた。そして、「我々が(欧州諸国との)国境へ戦車を送ることはないが、対抗手段を持っているし、装甲車を使わないわけではない」と警告した。

 プーチン氏は第二次大戦中にナチスドイツとの激戦地となったボルゴグラード(旧スターリングラード)を訪れ、ソ連軍の勝利から80年となる2日の記念式典で演説した。米国を念頭に「ロシアとの地上戦に勝てると思っている者は(現実を)理解していない」と発言。今後、ロシアが戦車供与への対抗手段を講じる可能性を示唆した。

 1942年6月に始まったスターリングラードの戦闘は、ドイツ軍が包囲したが、反撃に転じたソ連が43年2月に勝利を収めた。200万人を超す死傷者を出した戦いは、独ソ戦の流れを変える分岐点になったとみられている。

 プーチン氏は「スターリングラードはいつでも我々の人民が負けないことの象徴となってきた」と強調。「現在でもナチズムが実践され、我が国の安全保障に脅威を与えている」と、ウクライナへの侵攻がナチズムとの戦いであるとの主張を改めて展開した。

 スターリングラードは25年、当時の指導者スターリンにちなんで改称されたが、スターリンの死後に独裁政治への批判が広がり、61年にボルゴグラードに改称された。【モスクワ大前仁】

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