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御神渡り、現れるか さざ波、溶け始めた氷「2月入ると厳しい」


 諏訪湖で凍った湖面が割れてせり上がる御神渡(おみわた)りに備えて、毎朝湖面の観察を続ける八剱(やつるぎ)神社(長野県諏訪市)の宮坂清宮司(72)が31日、今季初めて観察地点近くの氷上に立った。諏訪湖は29日朝の全面結氷を最後に解氷が進んでおり、この日も沖合はさざ波が立つ状態。宮坂宮司は「2月に入ると暖かくなってくるので厳しい」と話し、2018年2月以来の御神渡りの出現は難しい情勢だ。【宮坂一則】

 小寒の1月6日から始まった今季の湖面観察。毎日午前6時過ぎに、宮坂宮司と氏子総代が観察地点の諏訪市豊田の舟渡川河口に集合。気温、水温を記録し、専用の氷斧(こおりよき)で氷を切り割りして厚さを計測している。

 今季初の全面結氷は「10年に1度の寒波」が日本列島を覆った26日。気温は氷点下12・5度まで下がり、一晩で氷は7ミリほどの厚さになった。28、29日朝も全面結氷したが、日中の気温上昇とともに解氷した。

 31日は氷点下10・2度、水温も4日連続の0・5度と低かったが、沖合は広範囲でさざ波が立っていた。観測地点からやや離れた岸辺では水流がよどんでいたため氷の厚さは5センチほどあった。宮坂宮司はこの氷上に足を一歩踏み入れた。氏子総代の一人が岸から十数メートル先まで氷上を歩き、氷の状態を確認した。

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