岸田文雄首相は1日の衆院予算委員会で、首相秘書官(政務)を務める長男・翔太郎氏に将来、自身の選挙区を譲る考えがあるかを聞かれ「私も、もうしばらく政治家として最善を尽くしたいと思っている。将来に思いを巡らせるには至っていない」と述べた。立憲民主党の落合貴之氏への答弁。
首相は翔太郎氏を秘書官に起用した理由について「政治家としての活動をよりよく知る人間を採用することは大変大きな意味があると思っている」と説明した。
落合氏は、翔太郎氏の衆院選立候補に向け「箔(はく)を付けるため秘書官にしたとの臆測がある」などと指摘した。【小田中大】