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高層のゆっくりした揺れ追加=緊急地震速報の発表基準―気象庁


 気象庁は2月1日正午から、一般向けに警報として発表する緊急地震速報の基準に「長周期地震動」を追加する。長周期地震動は高層ビルの上層階などがゆっくりと大きく揺れ続ける現象。緊急地震速報は地震発生直後に速く伝わる地震波を検知し、最大震度が5弱以上と予想した場合に震度4以上の地域に警報として発表するが、大きい長周期地震動を予測した地域も対象とする。  大きな長周期地震動が起きると、荒波で揺れる船に乗ったような状況となり、立っていられない。エレベーターは自動停止するため、階段を下りて避難しようとすると、転倒する恐れがある。固定していない家具やオフィス機器などが飛ぶように動き、当たってけがをする危険もある。  緊急地震速報の発表から、地上か上層階かで揺れが起きるまでの猶予時間は、震源からの距離によって数秒から数十秒。気象庁の担当者は「どちらの揺れでも取るべき行動に違いはない。素早く身を守ってほしい」と話している。  長周期地震動は大きな地震ほど起きやすく、震源から遠く離れた所でも起きる。気象庁は4階級に区分しており、一般向け緊急地震速報の基準に追加するのは最大の階級4や3を予測した場合。宮城県沖を震源とする東日本大震災の本震では、北海道南部や東京23区でも階級3以上の長周期地震動を観測した。  長周期地震動の観測情報はこれまで、地震発生から20~30分後に発表していたが、10分後に迅速化する。 (了)【時事通信社】
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