学校法人元常務理事を逮捕＝資金１億円横領疑い―宮城県警

　宮城県内で大学や幼稚園などを運営する学校法人尚絅学院（同県名取市）の資金１億円を横領したとして、県警岩沼署は２５日、業務上横領容疑で、元常務理事の瀬戸正道容疑者（６７）＝東京都西東京市田無町＝を逮捕した。「横領したことは間違いありません」と容疑を認めているという。 　逮捕容疑は、資産運用などの業務に従事していた昨年６月７日、同法人の１億円分の小切手を自分名義の銀行口座に入金して横領した疑い。 　県警によると、瀬戸容疑者は横領した金を個人的な投資に回していたという。 　同法人の調査で、瀬戸容疑者が昨年６～７月、今回逮捕容疑となった分も含め計３億５０００万円を横領していたことが発覚。法人は同容疑者を解任した。県警は昨年１０月、法人からの告訴状を受理し捜査していた。 　尚絅学院の話　今後の捜査の経過を見守りたい。　（了）【時事通信社】