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2メートル超の鉄剣出土=盾形銅鏡も、魔よけか―富雄丸山古墳・奈良


 奈良市教育委員会と奈良県立橿原考古学研究所は25日、同市の富雄丸山古墳(4世紀後半)から、長さ2メートルを超す鉄剣と、過去に類例がない盾形の銅鏡が出土したと発表した。いずれも国産とみられ、同研究所は「古墳時代前期の金属器製作技術の水準の高さを示しており、この時代の金属工芸の最高傑作」としている。  鉄剣と銅鏡は昨年12月、市教委による第6次発掘調査で、同古墳北東側で確認された「粘土槨(かく)」という埋葬施設内から出土。いずれも木製の棺の周辺で見つかった。被葬者は不明という。  市教委や同研究所によると、鉄剣は刃の部分が蛇行したように曲がった「蛇行剣」と呼ばれる種類で、全長約237センチ。過去に国内で出土した鉄剣は長いものでも100センチ前後だが、それらの倍以上あり、これまでで最長という。  鏡は長さ約64センチ、最大幅約31センチの青銅製。古墳時代に国内で作られた「だ龍鏡(だりゅうきょう)」という種類の鏡と同じ文様が表面に施されていた。  同研究所の岡林孝作副所長は、盾や鏡は魔よけの機能を持つとされていたとした上で、「合体させることで極めて強い魔よけの道具になるという着想に基づいているのではないか。剣に関しても、巨大化させることで魔よけの意味があるのだろう」と話した。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕富雄丸山古墳で出土した鉄剣(奈良市教育委員会提供) 〔写真説明〕富雄丸山古墳で出土した盾形の銅鏡=20日午後、奈良県橿原市
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