東京都狛江市の民家で住人の大塩衣与さん(90)の遺体が見つかった強盗殺人事件で、事件前日、容疑者グループが乗ったとみられるレンタカー2台が狛江市内を走行していたことが23日、捜査関係者への取材で分かった。 警視庁調布署捜査本部は、グループが襲撃に備え、現場付近を下見していたとみて詳しい状況を調べている。 捜査関係者によると、レンタカーはそれぞれ都内と他県で借りられたもので、狛江市内を18日に走行していたことが複数地点で確認された。 このうちの1台は事件当日の19日午後1時ごろ、大塩さん宅から東方向に逃走する様子が付近の防犯カメラに映っていた。近くのコインパーキングで乗り捨てられており、容疑者グループは別の車に乗り換えるなどして逃走を続けたとみられる。 捜査本部はもう1台のレンタカーも押収しており、2台がどのような経緯で事件に使われたのかを調べている。 大塩さんは19日午前9時ごろに自宅を出て、小田急線喜多見駅付近で買い物を済ませた後、午前11時すぎに帰宅。一人で家にいたところ、正午ごろに殺害されたとみられている。両手を縛られ、家の中は広範囲に荒らされていた。 (了)【時事通信社】
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