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羅卿ウォン氏の動向に関心=大統領の攻撃で苦心も―韓国与党代表選


 【ソウル時事】3月8日に行われる韓国与党「国民の力」の代表選を巡り、知名度がある女性ベテラン政治家の羅卿※(※王ヘンに爰)・元党院内代表(59)の動向が関心を集めている。出馬の意向をにじませる羅氏に対し、自らに近い代表を据えて党を掌握したい尹錫悦大統領側は激しく攻撃。展開次第では尹氏が逆にダメージを受ける可能性もある。  代表選には尹氏に近い勢力が担ぐ金起★(★火ヘンに玄)・元院内代表(63)、国民の力に昨年合流した中道色の濃い安哲秀・元国民の党代表(60)らが名乗りを上げている。羅氏が出馬すれば、事実上三つどもえの争いになる見通しだ。  羅氏は名門ソウル大卒で、裁判官出身のエリート。「学生時代から優秀で、一目置かれていた」(政界筋)といい、早くから将来の大統領候補の一人と目された。だが、ソウル市長選に2回、党代表選に1回挑戦し敗退。党ナンバー2の院内代表以外に重要ポストを経験しておらず、代表として来年4月の総選挙を勝利に導き、飛躍への足掛かりにしたい思いもあるとみられる。  党支持者を対象とした最近の世論調査結果では、金氏が安、羅両氏をリード。ただ、党員投票で過半数を得る候補がいなければ、上位2人の決選投票になる。「金氏を担ぐ尹氏の最側近、張済元議員を好ましく思わない議員も多い」(党関係者)と言われ、安、羅両氏の連携の可能性もささやかれる。  羅氏は昨年10月に閣僚級の低出産高齢社会委員会副委員長に任命され、尹氏と円満な関係とみられていた。しかし、自らに従順な代表を望む尹氏は、地味な印象の金氏に肩入れ。今月13日には羅氏を副委員長から解任し、張氏も羅氏を「『反尹錫悦』勢力のボス」と攻撃した。「反逆者」のレッテルを貼り、出馬を断念させようとしたとの見方が支配的だ。  尹氏に反旗を翻せば代表選に不利となるため、羅氏はスタンスに苦心しているもようだ。いったんは「解任は大統領の本意ではない」と主張し抵抗したが、20日には「大統領に迷惑を掛けた」と従順な姿勢を見せた。それでも羅氏周辺は依然「戦意に燃えている。近く態度表明する」と語っている。 【時事通信社】 〔写真説明〕韓国与党「国民の力」の羅卿※(※王ヘンに爰)・元党院内代表=2021年5月、ソウル(EPA時事)
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