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虐待リスク引き下げ疑問視=2歳女児死亡で報告書―大阪


 大阪府富田林市で昨年6月、小野優陽ちゃん=当時(2)=が養育者の祖母らに放置され熱中症で死亡した事件で、府の児童虐待に関する専門部会が20日、報告書を公表した。優陽ちゃんの虐待リスクを最も高い「要保護」から定期的に見守る「要支援」へ引き下げた市の判断について、「けがの報告などを踏まえて評価していれば、変更する状況でないと判断できたのでは」と疑問視した。  事件では、優陽ちゃんをベビーサークル内に閉じ込めるなどして放置し、熱中症で死亡させたとして、逮捕監禁と保護責任者遺棄致死の罪で祖母の小野真由美被告(46)と、同居する桃田貴徳被告(51)が起訴されている。  報告書によると、市の児童虐待に関する会議は2021年12月、祖母の安全配慮不足による重大事故が起きていないことを理由に、優陽ちゃんの虐待リスクを要支援に引き下げた。  報告書は引き下げについて、優陽ちゃんの身長、体重の伸びの鈍化やけがの報告などを時系列で把握し、家庭訪問で養育状況を確認するなどした上で、慎重に判断すべきだったと指摘した。  富田林市の吉村善美市長は記者会見し、「かけがえのない幼い命が失われたことを重く受け止めている。児童虐待を担当する職員の増員や外部の専門家の配置、研修などを進めていく」と述べた。 (了)【時事通信社】
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