検察、最大野党代表を聴取＝李氏「でっち上げ」と対決姿勢―韓国

　【ソウル時事】韓国検察は１０日、最大野党「共に民主党」の李在明代表を、第三者供賄の疑いで聴取した。李氏は「政敵除去のためのでっち上げ捜査」と強く反発し、検察や尹錫悦政権に「堂々と立ち向かう」と表明した。 　昨年８月の代表就任以来、聴取に応じるのは初めて。ソウル近郊・城南市長時代、市のサッカーチームに協賛金を出した企業に対し、見返りとして土地の用途変更などで便宜を図った疑いが持たれている。 　李氏が出頭した水原地検城南支庁の周辺には多数の支持者が集結。党指導部メンバーらを引き連れた李氏は、聴取に先立ち、「ない罪を捏造（ねつぞう）する司法クーデターだ。検察は権力、政権そのものになった」と声を張り上げた。「検察は既に（起訴という）答えを決めている。真実は法廷で明らかにするしかない」と述べ、起訴されても代表のまま法廷闘争を続ける考えを示唆した。　【時事通信社】 〔写真説明〕１０日、韓国ソウル近郊・城南市で、検察の聴取前に記者団の取材に応じる最大野党「共に民主党」の李在明代表（ＥＰＡ時事）