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ウクライナ、Xマス停戦は「欺瞞」=8日までロシア宣言、砲撃で死者


 ウクライナ侵攻を続けるロシアのプーチン政権が「一方的停戦」を宣言する中、東方正教のクリスマス(7日)の祈とうが6日夜から行われた。ロシア国防省は「順守」をアピール。だが、ウクライナでは空襲警報が全土に発令されたほか、砲撃で死者が出ており、ゼレンスキー政権高官は「欺瞞(ぎまん)だ」と非難した。  プーチン大統領は、クレムリンの生神女福音大聖堂の儀式に独りで参加。7日の声明で「(ロシア正教会は)特別軍事作戦の兵士を支援している」と評価した。  ロシアが宣言した停戦は6日正午~8日午前0時(日本時間6日午後6時~8日午前6時)の36時間だが、双方の合意に基づいたものではない。ウクライナが応じないことを想定して提案し、相手を「停戦の意思がない」とおとしめる材料とするのが狙いとみられる。米シンクタンクの戦争研究所は「ウクライナの評判を傷つける情報戦」と一蹴した。  実際、ロシア国防省は「停戦を順守しているにもかかわらず、ウクライナ軍が集落に砲撃を続けた。ウクライナ軍の陣地はロシア軍の反撃で制圧した」と発表。ゼレンスキー政権を批判しつつ、双方の交戦を認めた。東部ドネツク州の高官によれば、激戦地バフムト周辺ではロシア軍の砲撃で住民2人が死亡した。  現地メディアによると、一方的停戦に入った6日午後、ウクライナ全土で約2時間にわたり空襲警報が続き、市民が地下室などに避難を余儀なくされた。ポドリャク大統領府顧問は、ツイッターで「これがロシアの停戦の本質だ。その言葉を真剣に受け止めないでほしい」と警告した。  西側諸国は今回の停戦について、劣勢のロシアが時間稼ぎを図っていると分析している。一方、北大西洋条約機構(NATO)加盟国ながらロシアに融和的なハンガリーのノバク大統領は、ツイッターに「停戦が平和に向けた一歩になるように」と投稿し、賛意を示した。 【時事通信社】 〔写真説明〕6日夜、モスクワ・クレムリンの生神女福音大聖堂で、クリスマスの祈りに参加するロシアのプーチン大統領(右)(AFP時事) 〔写真説明〕6日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)で、空襲警報を受け地下鉄駅に避難する子供たち(AFP時事)
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