海軍工廠跡地の見学会＝愛知県豊川市〔地域〕

　愛知県豊川市の「豊川海軍工廠」跡地の見学会が２２日開催され、約３０人が参加した。工廠は、機銃や弾薬の生産工場として１９３９年に開庁。終戦間際の４５年８月７日には米軍による空襲で２５００人以上が犠牲になった。２０１８年に、跡地の一部に豊川海軍工廠平和公園が開園した。 　見学会では、平和公園に隣接する名古屋大宇宙地球環境研究所の敷地内に残る火薬庫や防空壕（ごう）跡、着弾跡などを、参加者がガイドの「豊川海軍工廠語り継ぎボランティア」らと巡った。 　市外から参加した男性（７４）は「こんなことがあったんだという証しとして、いつまでも残してほしい」と話した。 　見学会は市教育委員会が開催。２３年１月２１日、２月５日、２月１８日にも実施される予定。　（了）【時事通信社】