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ヒトの体節形成を再現=iPS細胞活用―京都大


 人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使い、ヒトの背骨などのもとになる体節の形成を再現する細胞培養モデルを作製したと、京都大高等研究院の研究グループが発表した。先天性脊椎疾患などの研究に役立つことが期待されるという。論文は22日、英科学誌ネイチャー電子版に掲載される。  研究グループはiPS細胞で作った中胚葉細胞を使い、体節を形成するモデルを作製。4~6時間ごとに組織がくびれて体節が形成される様子を3次元で再現した。  体節形成で重要な遺伝子に変異があり、脊椎に奇形が生じる先天性脊椎疾患のモデルも再現したという。  研究グループは「胚発生段階の異常で生じる病態の解明や新薬の開発につなげたい」としている。 (了)【時事通信社】
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