支柱折れ事故、元校長ら不起訴＝小６男児２人死傷―仙台地検

　宮城県白石市の小学校で昨年４月、防球ネットの支柱が倒れ、下敷きになった男児２人が死傷した事故で、仙台地検は２１日、業務上過失致死傷容疑で書類送検されていた元校長の男性（６１）＝定年退職＝と主幹教諭（５８）をいずれも不起訴処分とした。「公訴を維持するに足りる十分な証拠を確保できなかった」と説明している。 　事故は昨年４月２７日午後に発生。校庭に設置された防球ネットの木製の支柱が倒れて６年生の男児２人に直撃し、１人が死亡、もう１人は顎の骨を折る重傷を負った。　（了）【時事通信社】