大麻密売グループのリーダーか＝所持容疑で韓国籍の男逮捕―大阪府警など

　大阪市内の民泊施設で、大麻を営利目的で所持したとして、大阪府警や徳島県警などの合同捜査本部は６日までに、大麻取締法違反（営利目的共同所持）容疑で、韓国籍の住所不定、無職金太士容疑者（５２）ら１５人を逮捕した。府警は認否を明らかにしていない。 　合同捜査本部は１０カ所以上を家宅捜索し、大麻草や液体大麻など約５．６キロ（末端価格約３４４０万円相当）を押収した。金容疑者が大麻密売グループのリーダー格とみて、入手経路や販売ルートを調べる。　 　金容疑者の逮捕容疑は４月中旬、大阪市浪速区の民泊施設で、営利目的で大麻を所持した疑い。金容疑者は別の集合住宅で同様に大麻を所持していたとして逮捕、起訴されている。 　府警薬物対策課によると、金容疑者は東京都内などで仕入れた大麻を、架空名義で契約された民泊施設のマンション一室で保管。複数の密売人が部屋を出入りし、室内に置いたノートに自分の氏名や持ち出した大麻の量を記載した上で、大阪府や徳島、香川両県に配送していたという。４月に民泊施設の管理人が通報し、発覚した。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕大阪府警本部＝大阪市中央区