部員殴打の監督辞任＝和歌山商野球部

　和歌山県立和歌山商業高校（和歌山市）の野球部の６０代男性監督が部員で高校１年の男子生徒の頭をバットで殴り、けがをさせた問題で、監督が辞任したことが６日、学校への取材で分かった。３日に監督から「被害者に迷惑を掛けてしまった」などと辞任の申し出があったという。 　同校によると、１０月１５日、学校のグラウンドでノックの練習中、監督が「球出しが遅い」などと言い、生徒の頭を木製バットで殴った。生徒はヘルメットをかぶっていたが、頭部打撲の軽傷を負った。生徒は被害届を提出し、県警が傷害容疑で捜査している。学校による調査で、この他にも複数回の体罰が確認されている。　 　同校野球部は甲子園に春夏通じて計７回出場している。（了）【時事通信社】