県議の妻、首の骨折れる＝車のへこみ、防犯カメラに―長野県警

　長野県塩尻市で昨年９月、妻を殺害したとして県議の丸山大輔容疑者（４８）が逮捕された事件で、妻希美さん＝当時（４７）＝の首の骨が折れていたことが１日、捜査関係者への取材で分かった。県警は首を強く圧迫された疑いがあるとみて調べている。 　丸山容疑者は昨年９月２９日未明、塩尻市の自宅兼店舗で希美さんを何らかの方法で窒息させて殺害した疑いが持たれている。 　捜査関係者によると、希美さんは事務所に置かれていた金庫の近くで倒れているのが見つかった。首の骨の一部が折れていたほか、付近にはすり傷があったという。 　丸山容疑者の車は事件のあった夜、長野市と自宅のある塩尻市を往復していた。同容疑者が乗っていた車は後部がへこんでおり、特徴が似た車が防犯カメラに映っていた。　 　同容疑者は事件後、２８日夜は長野市の議員会館に宿泊したと県議会事務局に届け出ていた。「当日は自宅に行っていない。長野市内に泊まっていた」などと容疑を否認している。（了）【時事通信社】