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兵庫・三木市に2000万円賠償命令=高熱の中1飛び降り死―神戸地裁


 兵庫県三木市の中学校で2014年、体育の持久走後に高熱があり、独り言を言うなどしていた中学1年男子生徒=当時(12)=が、突然校舎4階から飛び降りて死亡したのは、体育教諭らが保健室に連れて行く義務を怠ったのが原因などとして、生徒の母親(50)と祖母(72)が市に約8100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が30日、神戸地裁であった。久保井恵子裁判長は教諭の過失を認め、市に約2000万円の支払いを命じた。  久保井裁判長は生徒について「インフルエンザウイルスに感染し、高熱による異常行動を起こして事故に至った」と指摘。発熱で意識障害が生じ、独力で保健室に行くことは難しかったとし、「養護教諭に引き渡す注意義務があった」と体育教諭の過失を認めた。  判決によると、生徒は14年1月、体育授業の持久走後に、上履きを履かずに教室に戻ったり、ぶつぶつ独り言を言ったりした。その後、教室で1人になった際、窓から学校の中庭に転落し死亡した。県警の捜査結果などから、事故時の体温は41度1分あったと推定され、髄液検査でインフルエンザB型の陽性反応があった。 (了)【時事通信社】
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