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勝利への祈り、届かず=立ち尽くすサポーター、「勝ちたかった」―W杯サッカー・日本戦


 【アルラヤン時事】熱狂の渦に包まれたのは、赤いユニホームで埋め尽くされたコスタリカ側のスタンド席だった―。ドイツ戦での歴史的勝利から4日。アハマド・ビン・アリ競技場には、高揚感そのままに、開場前から日本のサポーターが続々と集まった。「絶対勝利!」「ラウンド16への道を!」。サポーターらは口々に叫んだが、その祈りは届かなかった。  「サムライブルー」一色の日本側のスタンド席。試合前、ウオーミングアップのために選手たちがピッチに現れると、早くも会場のボルテージは最高潮に達した。  前半は互いに見せ場の少ない展開。ドイツ戦で同点ゴールを決めた堂安律選手(24)らがゴールに迫ると大きな歓声が湧き起こったが、得点には結びつかず、ため息に変わった。  試合が動いたのは後半36分。コスタリカが先制すると、コスタリカ側から突き上げるような歓声が起こり、スタジアムが揺れた。日本のサポーターは頭を抱え、ぼうぜんと立ち尽くした。  大内弘子さん(70)は娘の智子さん(40)に誘われ、親子孫3代で同競技場を訪れた。初めて観戦したドイツ戦では興奮のあまり立ち上がり、大きな声で応援したという。大内さんは「消化不良ですね。誰が悪いわけではない。コスタリカに神様が勝利を与えた。残念だった。勝ちたかった。もう1試合、頑張って応援します」と落胆した様子を見せた。  インドネシアのジャカルタから同僚と3人で観戦に訪れた会社員鈴木雄大さん(37)。「惜しかった。あと一歩。前半がもったいなかった」と語った。「ぼくは見に行けないけど、スペイン戦で引き分けを取ってもらって、決勝トーナメントに行ってほしい」と望みを託した。  7大会連続で現地観戦しているという大阪市の会社経営大森研治さん(54)。娘の美南さん(20)と共に「スタンド席の熱気は選手に届く。魂を込めて応援したい」と意気込んでいた。残念な結果に終わったが、試合後にはドイツとスペインの試合を見るため、パブリックビューイング会場に向かう予定だ。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕コスタリカに敗れ、ぼうぜんとする日本のサポーター=27日、アルラヤン 〔写真説明〕試合終了後、拍手を送る日本サポーター=27日、アルラヤン 〔写真説明〕会場でコスタリカとの試合を待つ日本のサポーター=27日、アルラヤン
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