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「銀メダルは要らん」=負けず嫌い、常にトップを―W杯サッカー・堂安選手


 「銀メダルは要らん」。サッカーワールドカップ(W杯)日本代表の堂安律選手(24)は、とにかく負けず嫌いだ。小学6年の頃、全国大会出場を目指しながらも、兵庫県大会の決勝で敗退。号泣し、表彰式への参加を拒もうとしたこともあった。  幼少期から類いまれな才能を発揮し、周囲を驚かせていた。所属していた浦風FC(兵庫県尼崎市)の代表田村将行さん(67)は、兄たちと一緒に練習場に来た堂安選手のキック力に衝撃を受けた。足元にボールを転がすと、足の甲にしっかりとボールを当て、田村さんの顔の辺りに「ドカン」と蹴り返した。幼稚園児らしからぬ力強さで、「この子は半端ないと思った」と振り返る。  正式に加入してからもずばぬけた存在で、同学年との試合は「律の独り舞台」。2学年上の試合に出しても上級生たちと遜色ないプレーを見せていた。ドリブルでディフェンダーのみならずキーパーまで抜き去り、シュートを決めたこともあった。  小学4年で強豪の西宮SS(同県西宮市)に移籍した。指導した早野陽さん(38)も「飛び抜けてうまかった」と語る。1番の武器はやはりドリブルだ。パスセンスも光っていて、「スぺースに出す判断など、他の小学生とは違うところが見えているなと感じた」  「常にトップを目指せ」。早野さんは堂安選手に繰り返し伝えた。相手チームの指導者からも高く評価され、てんぐになってもおかしくない環境。「自分が1番じゃない、まだ上に行けると伝えたかった」と明かす。  20歳で代表入りした堂安選手。カタールでの19日の練習後の取材に対し、「野心を忘れたつもりはないが、圧倒的に自信に変わってきた」と力強く話した。23日に対戦するドイツとは「本当に互角にやり合えると思っているので、期待してもらえたら」。若きレフティーは、初めて挑むW杯の舞台で活躍を誓っている。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕カナダとの強化試合でプレーする堂安律選手(左)=17日、ドバイ 〔写真説明〕サッカーW杯代表の堂安律選手を小学生時代に指導した早野陽さん=10月20日、兵庫県西宮市
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