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米大統領、最高齢の「傘寿」=後継難で再選支持上昇


 【ワシントン時事】バイデン米大統領は20日、80歳の誕生日を迎え、米大統領として最高齢を更新した。2024年大統領選に再選出馬の意欲を示すバイデン氏に対し、米メディアは加齢に伴う心身の衰えを懸念。ただ民主党内に有力な後継候補が見当たらない中、再選を支持する声も増え、「来年早期」とされる出馬の最終判断に注目が集まっている。  米紙USAトゥデーなどが15~16日に行った世論調査によると、中間選挙で民主党が予想を超えて善戦した結果、同党支持層でバイデン氏が「24年大統領選に勝てる」と回答した人は71%となり、8月調査の60%を上回った。バイデン氏が24年の大統領候補になるべきかどうかについては賛否がともに50%で割れているが、8月時点の賛成44%、反対56%からは改善した。  他の大統領候補にはハリス副大統領(58)やブティジェッジ運輸長官(40)、ミシガン州のウィットマー知事(51)、カリフォルニア州のニューサム知事(55)らが取り沙汰されるが、いずれも現職大統領に挑戦する可能性は低い。  一方、ペロシ下院議長(82)は先に、党指導部を退く意向を表明。後継の党下院トップにジェフリーズ議員(52)が有力視されるなど、世代交代も進みつつある。  バイデン氏は9日の記者会見で、「また立候補するつもりだが、私は運命を尊重する人間でもある。最終的には家族の決断だ」と述べた。11月下旬からの冬季休暇中に家族会議を重ね、来年の早い時期に判断する方向だ。 【時事通信社】 〔写真説明〕米空軍基地を訪れたバイデン米大統領(中央)=16日、グアム(AFP時事)
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