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親ロシア派の女性「副知事」拘束=撤退のヘルソン、もう一人は事故死―ウクライナ


 ロシアが一方的に「併合」したウクライナ南部ヘルソン州で「副知事」を名乗った女性政治家エカテリーナ・グバレワ氏が拘束されていたことが分かった。独立系メディアが18日に伝えた。プーチン政権は今月、州都ヘルソン撤退を発表。これと並行し、8カ月間の占領政策に協力した親ロシア派政治家を巡って不審な事件や事故が相次いでいる。  撤退命令が出た当日の9日には、もう一人の自称・副知事であるキリル・ストレモウソフ氏が「交通事故死した」と発表された。独立系メディアは、無数の弾痕が残るストレモウソフ氏の車とみられる写真を公開しており、死因に関して臆測が広がっている。  グバレワ氏はかつて東部の武装勢力「ドネツク人民共和国」の「外相」も務めた親ロ派代表格の一人。ヘルソン州から「行方不明になった」と夫が16日に訴え、騒動が拡大した。「経済事件で拘束された」「住民投票後に州を去った」と報道が飛び交う中、「自由の身」であることを夫が主張。ただ、夫は詳細を公表しないよう口止めされているという。 【時事通信社】 〔写真説明〕「ロシアは永遠にここにいる」と記された看板を剥がす作業員=14日、ウクライナ南部ヘルソン市(AFP時事)
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