シーガーディアンを報道公開＝海保の無人機、先月から運用―青森

　海上保安庁は１７日、海上自衛隊八戸航空基地（青森県）を拠点に１０月から運用を始めた無人航空機「シーガーディアン」を報道陣に公開した。遠隔操縦で２４時間以上の航続が可能といい、日本周辺海域の警戒や監視に当たる。現在は１機だが、２０２３年度には計３機に増やす予定だ。 　シーガーディアンは米国製で全長１１．７メートル、全幅２４メートル。高性能カメラを搭載し、基地内のオペレーションセンターから衛星通信で操縦したり、撮影した映像を送ったりする。海保は操縦席を備えたセンター内部のほか、哨戒活動に向かうため離陸する様子を公開した。 　海保の担当者は「安全運航に重きを置きつつ、わが国の安全安心に貢献できるよう活用していきたい」と話した。　（了）【時事通信社】