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3被告に終身刑、1人は無罪=14年のマレーシア機撃墜―オランダ


 【ブリュッセル時事】マレーシア航空MH17便が2014年7月、ウクライナ東部の親ロシア派支配地域上空で撃墜され、乗客乗員298人が死亡した事件で、オランダの裁判所は17日、殺人罪などに問われた被告4人のうち3人に終身刑、1人に無罪を言い渡した。検察は昨年12月、全員に終身刑を求刑していた。  裁判所は、現場の証拠や映像に基づき、MH17便がロシアの地対空ミサイルによって撃墜されたと判断した。ただ、誰がミサイル発射を命じたのか、またその理由については裁判を通じて明らかにはならなかった。ロシアは一貫して事件への関与を否定している。  ステインハウス裁判長は、ミサイル配備によって死亡した乗客乗員298人は「命と未来が奪われた」と強調。「可能な限り重い刑罰が適切だ」と指摘した。  終身刑が言い渡されたのは、ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)の元大佐で事件当時は親ロ派支配地域の指揮官だったイゴリ・ギルキン(別名ストレルコフ)被告ら3人。ギルキン被告の指揮命令系統下にあり、ロシア軍参謀本部情報総局(GRU)に所属していたオレク・プラトフ被告については、当時現場周辺にいなかったことなどを踏まえ無罪とした。 【時事通信社】 〔写真説明〕マレーシア航空MH17便の破片=2014年11月、ウクライナ東部グラボベ近く(AFP時事)
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