米投資家、ＦＴＸ破綻で提訴＝大谷、大坂両選手ら「広告塔」も対象

　【ニューヨーク時事】米オクラホマ州在住の投資家が、経営破綻した暗号資産（仮想通貨）交換業大手ＦＴＸトレーディングの創業者サム・バンクマン・フリード前最高経営責任者（ＣＥＯ）や「広告塔」となった著名人を相手取り、損害賠償訴訟を起こしたことが１６日、分かった。被告には、米大リーグの大谷翔平選手やプロテニスの大坂なおみ選手も含まれている。 　提訴先はフロリダ州の連邦地裁。ＦＴＸに口座を持つ米投資家を代表する集団訴訟として扱うよう求めている。 　訴状によると、バンクマン・フリード氏らは、ＦＴＸが経験の浅い投資家を狙い、暗号資産口座の形態で未登録の違法な有価証券を販売。「詐欺的なスキーム」によって、米国の投資家が１１０億ドル（約１兆５４００億円）の損害を被ったとしている。　【時事通信社】