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孤立回避でG20欠席=「友人」求めアフリカ重視―ロ大統領


 ロシアのプーチン大統領は、15日にインドネシア・バリ島で始まる20カ国・地域首脳会議(G20サミット)出席を見送った。ウクライナ侵攻が続く中、国際的孤立が内外に露呈するのを避けるためとみられる。アフリカなどの友好国との関係を前面に出す最近のロシア外交も反映しているようだ。  「本人の決断で、日程の都合による。国内に残る必要がある」。プーチン氏の出欠について明言を避けていたペスコフ大統領報道官は、開幕間近の11日になって、ようやく「欠席」を発表。ビデオ演説なども「ない」と説明した。  プーチン氏は米国中心の国際秩序に対抗する場として、新興国も参加するG20を重視してきた。サミット出欠の判断は揺れたが、参加してもウクライナ問題で成果を得られないばかりか、批判の矢面に立たされる可能性が高い。「ロシアに友人は多い」との自身の発言に、国民が疑念を抱くこともあり得る。  プーチン政権が「友人」として挙げる国は、アフリカ、中南米、アジアが中心だ。中でも、来年夏に主宰するロシア・アフリカ首脳会議の意義を早くも強調。独立系メディア「メドゥーザ」によると、政権は欧米への対抗軸として「反植民地主義」を掲げ始めている。  9月末にウクライナ東・南部の一方的な「併合」を宣言後、プーチン氏がモスクワで会談した外国首脳は、10月下旬の西アフリカ・ギニアビサウ大統領のみ。今月11日には中央アフリカ大統領と電話会談した。両国にはプーチン政権に近いロシアの民間軍事会社「ワグネル」戦闘員が派遣されている。  プーチン氏は9月中旬の上海協力機構(SCO)首脳会議に出席したが、加盟国は中印など非欧米の友好国だけ。ロシアの外交は「友人同士」の内向き志向を強めている。 【時事通信社】 〔写真説明〕ロシアのプーチン大統領=11日、モスクワ(EPA時事)
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