経済効果、７５０億円＝Ｇ２０サミット開催で―インドネシア

　【ジャカルタ時事】インドネシアのバリ島で１５日から開かれる２０カ国・地域首脳会議（Ｇ２０サミット）は、開催国に全体で約５億３３００万ドル（約７５０億円）にも上る経済効果をもたらす見込みだ。政府の試算によるもので、Ｇ２０開催に伴う来訪者数の増加に伴い、最大７０万人の新規雇用につながるとも期待されている。 　サンディアガ観光・創造経済相は「Ｇ２０サミット期間中だけで約５万人の外国人が、わが国を訪れる」と指摘。「１人当たり２０００～３０００ドルを消費するとみられ、これだけで経済効果は１億～１億５０００万ドル規模になる」との見通しを示した。金額通りであれば、今年の観光外貨収入の２０～２５％に相当することになる見込みだ。 　また、政府は、Ｇ２０サミット開催を機に、１８００万～３６００万人の外国人観光客を誘致できると試算しており、交通や宿泊といった観光分野などでの雇用創出を期待する。　【時事通信社】 〔写真説明〕２０カ国・地域（Ｇ２０）首脳会議の開催国インドネシアで開かれた関連イベント＝７月７日、スラカルタ（ＡＦＰ時事）