ＡＯＫＩ側１２月２２日初公判＝五輪汚職、前会長ら３人―東京地裁

　東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、大会組織委員会元理事、高橋治之容疑者（７８）＝受託収賄容疑で再逮捕＝に対する贈賄罪で起訴された紳士服大手ＡＯＫＩホールディングス前会長、青木拡憲被告（８４）ら３人について、東京地裁（安永健次裁判長）は８日までに、初公判の期日を１２月２２日に指定した。 　これまでに出版大手ＫＡＤＯＫＡＷＡ、広告大手・大広が絡む事件を含めて計９人が起訴されており、公判期日が指定されるのは初めて。　 　他の２人は、青木被告の実弟で、前副会長の青木宝久（７６）、前専務執行役員の上田雄久（４１）両被告。初公判は午後１時１５分から、地裁最大の１０４号法廷で開かれる。 　起訴状によると、高橋容疑者は２０１７年１月～２１年６月、青木被告らから大会スポンサー選定や日本選手団の公式服装などに関する６項目の依頼を受け、謝礼として１７年１０月～２２年３月に高橋容疑者の会社「コモンズ」に計５１００万円を受領したとされる。青木被告ら３人は公訴時効（３年）が経過していない計２８００万円の贈賄罪で起訴された。（了）【時事通信社】