機動隊観閲式１７００人行進＝参加隊員、昨年より増員―警視庁

　警視庁機動隊の観閲式が８日、東京都新宿区の明治神宮外苑で行われた。小島裕史警視総監ら幹部が見守る中、警備や災害救助などに当たる隊員約１７００人が行進した。 　機動隊をはじめ、官邸警備隊や銃器対策部隊、警察犬部隊などが参加。警察犬６頭、爆発物処理車など車両７５台のほか、上空ではヘリコプター３機が披露された。 　小島総監は訓示で「警備実施部隊は、いかなる攻撃をも最後に阻止する任務を有している」と指摘。同庁が応援部隊を派遣する来年５月の広島市での先進７カ国首脳会議（Ｇ７サミット）の警備について、「奮闘努力を強く求め、成果を高く期待する」と述べた。 　観閲式は、都民の理解を深め、隊員の士気高揚を図るために行われている。今年は、新型コロナウイルス対策で参加人数を減らした２０２０、２１年よりも約４００人増員した。　（了）【時事通信社】