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都内最古のプラネタリウムが50周年=東京・中野〔地域〕


 東京都中野区の「なかのZEROプラネタリウム」が3日、オープンから50周年を迎え、記念の投影が行われた。都内の公開施設で最も古くからある同館。昔ながらの投影機による星空の下、約100人が初代解説員の語りに耳を傾けた。  開館は1972年11月3日。直径15メートルのドームに、86年設置の2代目投影機が現役で活躍する。最新の施設はデジタル式のプロジェクターを使うが、同館は電球の光が細かな穴を通ることで星空を再現するアナログ光学式。生解説を基本とし、星座のイラストなどは手動で映し出す。一般投影は土日祝日に行われ、料金は大人230円、子ども110円と気軽に楽しめるスポットとして人気だ。  「秋の星座、トップバッターはやぎ座…」。場内が暗くなると、元解説員の佐藤教仁さんはよどみない名調子で、星座の見つけ方や由来となったギリシャ神話を説明した。  開館時、23歳だった佐藤さん。オープンの1週間前にようやく機材が引き渡され、泊まり込みで解説の練習をしたという。この半世紀で周辺は高層ビルがいくつも建った。「都会で星が見つけにくくなったが、ここをきっかけに本物の星空を見に出かけてもらえれば」と願う。  開館当初から通っていた現在の解説員の大楽陽子さんは、佐藤さんに導かれ天文ファンに育った。「お客さんとコミュニケーションを取れるのが生解説の醍醐味(だいごみ)」と語る。来年はドイツでプラネタリウムが誕生して100周年。大楽さんは「他の施設とも協力して盛り上げていきたい」と意気込んだ。 (了)【時事通信社】
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