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ネタニヤフ氏の政権復帰焦点=あすイスラエル総選挙―右派の過半数微妙、再選挙も


 【エルサレム時事】イスラエルで11月1日、国会(一院制、定数120)の総選挙が行われる。野党右派リクードのネタニヤフ元首相が政権に復帰するかが焦点だが、宗教勢力を加えても過半数を確保できるかは微妙な情勢。政権樹立は連立交渉に委ねられる可能性があり、与野党ともに交渉に失敗すれば再選挙も見えてくる。  総選挙は現政権が少数与党に転落し、今年6月に国会が解散されたことを受けて行われる。現政権は2021年6月にアラブ系政党を含めた8党が「反ネタニヤフ」を旗印に発足させたが、基本政策で分裂。政局は安定せず、約3年半で5回目の総選挙となる。  最新の世論調査では、リクードが約30議席で第1党になると予想。ただ、リクードを含む右派・宗教勢力は計60議席にとどまり、政権樹立に必要な61議席に届かない。仮に半数を超してもその数はわずかとみられ、安定した政権運営は難しそうだ。  一方、ラピド首相率いる与党中道イェシュアティドは第2党になる見通しだが、与党側も過半数には達しないとみられる。  有権者の関心は、生活費高騰への対処や対パレスチナでの治安確保にあり、ネタニヤフ氏は「安全保障と経済を悪化させている」とラピド氏を批判。  これに対し、ラピド氏は、ネタニヤフ氏の汚職事件の公判を念頭に、「腐敗し、暴力的で、無責任な政治に逆戻りするのか」と訴えた。また、「ネタニヤフ氏抜き」のリクードとの統一政府樹立が「自然に思える」と主張、リクード側に揺さぶりを掛けた。  こうした状況で注目されているのが、ユダヤ人に比べ投票率の低いアラブ人の動向だ。投票率が上がればパレスチナに強硬なネタニヤフ氏陣営に不利に働くとされるためだ。ただ、アラブ人の政治不信は根深く、アラブ系政党が分裂する中で、投票率がどうなるかは見通せない。 【時事通信社】 〔写真説明〕イスラエルのネタニヤフ元首相=28日、テルアビブ(AFP時事)
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