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半数近くが「自殺考えた」=10代LGBTQ、過去1年に―NPO「相談できる場を」


 10代の性的少数者(LGBTQ)の半数近くが過去1年間に自殺を考え、1割強に自殺未遂の経験があることが、認定NPO法人「ReBit(リビット)」(東京)の調査で分かった。同法人代表理事の薬師実芳さん(33)は「LGBTQが自らの性のあり方について安心して相談できる場が必要だ」と指摘する。  調査は9月4~30日、12~34歳のLGBTQ当事者を対象にインターネット上で実施し、2623人から有効回答を得た。  その結果、この1年で「自殺を考えた」と答えた10代のLGBTQは48.1%で、「自殺しようとした」は14.0%に上った。いずれも20~30代より高い割合となった。  日本財団が昨年実施した「自殺意識調査」と比べ、自殺を考えた10代の割合は3.8倍、自殺未遂は4.1倍だった。自由記述では「自認する性で生きられないことが死にたくなるくらいつらいことだと分かってほしい」などの声が寄せられた。  アンケートでは回答者の91.6%が「保護者に相談できない」、学生の93.6%が「教職員に相談できない」と答えるなど、周囲に悩みを打ち明けにくい状況も浮かび上がった。  この1年で「学校に行きたくない」と感じたLGBTQの中高生は52.4%。不登校経験は文部科学省の調査の全国平均と比べて中学生が5.4倍、高校生が10.6倍だった。  薬師さんは「学校や地域でLGBTQの悩みに対応できるような支援体制が必要だ」と訴えた。 (了) 【時事通信社】
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