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元同僚警官ら「大坂被告に厳罰を」=証人出廷、巡査の死に涙も―渋谷暴動


 1971年の渋谷暴動事件で現住建造物等放火や殺人などの罪に問われた過激派「中核派」活動家、大坂正明被告(73)の第2回公判が26日、東京地裁(高橋康明裁判長)であった。新潟県警から派遣され、殺害された中村恒雄巡査=当時(21)、警部補昇進=の元同僚警察官が証人出廷し、「被告を厳罰に処してほしい」などと訴えた。  小隊長として中村巡査らを率いた新潟県警元警部補の男性(83)は「火炎瓶が足元に飛んできて火の手が上がり、ズボンの裾などが燃えた」などと証言。大坂被告について「火炎瓶で武装して治安を乱し、巡査を殺害した。法に従って厳罰に処してほしい」と話した。  中村巡査と同期だった元巡査の男性(73)は顔や尻、太ももにやけどを負い、現在も後遺症に悩まされているとした。「被告を絶対に許すことはできず、厳罰に処してほしい。中村巡査は人生これからというときに殺され、無念…」と述べたところで言葉を詰まらせ、涙を流した。   一方、2人は当時の記憶が薄れているとも明かした。検察側は、元警部補が「デモ隊の攻撃を受けて小隊の27人がちりぢりになり、一時8人が行方不明になった」「毛布にくるまれた中村巡査の顔が真っ黒で重傷だと思った」と証言した当時の供述調書などを読み上げ、証拠として提出。弁護側は異議を申し立てたが、採用された。(了)【時事通信社】
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