国重文の願泉寺「表門」損壊＝容疑で５８歳男逮捕―大阪府警

　大阪府貝塚市中町の願泉寺で、国の重要文化財に指定されている「表門」の一部が破られた事件で、府警貝塚署は１９日までに、文化財保護法違反の疑いで、職業不詳水谷晴一容疑者（５８）＝同市海塚＝を逮捕した。「壊した覚えはない」と容疑を否認しているという。 　逮捕容疑は３日午後１１時５分ごろ、表門のくぐり戸を壊した疑い。　 　同署によると、くぐり戸には高さ１１３センチ、幅２９センチと高さ６３センチ、幅１５センチの２カ所の穴が開いていた。願泉寺周辺にある防犯カメラの映像を解析するなどして水谷容疑者を特定したという。 　同署は当初、器物損壊容疑で捜査。文化財保護法違反容疑に切り替えて調べていた。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕国の重要文化財に指定されている願泉寺表門の壊されたくぐり戸＝４日、大阪府貝塚市