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中国軍、人材養成に苦心=元英軍パイロット引き抜きも


 中国共産党の習近平総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)は開会中の党大会で軍の「新たな人材養成システム」の構築を掲げ、戦闘能力向上を急ぐ方針を示した。習氏は、今世紀半ばとしていた「世界一流の軍隊」を実現する目標時期を前倒しする考えも示した。中国軍は規模を急速に拡大しているが人材養成は追い付いておらず、西側から指南役の要員を引き抜く動きも伝えられている。  英BBC放送(電子版)は18日、中国軍のパイロットを訓練するため、最大30人の退役した英軍人が雇われていると報じた。中国側は、約23万8000ポンド(約4000万円)という多額の年俸を提示することもあるという。ロイター通信によると、英国防省は報道を受けて、「中国による元英軍人の採用を阻止するため、断固たる措置を講じている」という声明を発表した。  中国軍は空母建造を重視し、6月には3隻目の「福建」を進水させたが、「パイロットは不足している」(日本の軍事専門家)とみられている。香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(電子版)は今月1日、中国軍の練習機は米軍に比べ性能が劣り、緊急着艦の訓練をできないと報じた。  一方、中国軍は、宇宙やサイバーなどの新領域における能力を着実に高めており、こうした分野でも高学歴人材の確保が必要だ。中国軍は、理工系大学生を優先的に採用。入隊後の学籍維持や学費補助といった優遇策を取っている。 【時事通信社】 〔写真説明〕着艦訓練をする中国軍の空母艦載機「J15」=2018年4月(AFP時事)
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