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拉致問題「実務者協議を」=地村さん、帰国20年で会見―福井


 北朝鮮による拉致被害者の地村保志さん(67)が2002年の帰国から20年となる15日、福井県小浜市内で記者会見した。20年がたっても拉致問題に具体的な進展が見えない中、政府に対し「口先ばかりで訴えても、解決への道は開けない。水面下や実務者での協議を進めてほしい」と訴えた。  地村さんは1978年7月、当時婚約中だった妻富貴恵さん(67)とともに同市にある小浜公園の展望台で拉致された。   会見で地村さんは「帰国後の生活はゼロからの始まりだったので、大変不安だった」と振り返り、行政や同級生らの支えに感謝した。富貴恵さんは県の嘱託職員を定年退職して年金生活を送っていると説明。04年5月に帰国した3人の子供は「日本社会に定着して、独立して生活しているので、一安心だ」と語った。  一方で、残された被害者や被害者家族の高齢化は進んでいる。地村さんは「できる範囲で講演会や署名活動に参加することで、拉致被害者の救出に少しでも役立てれば」と話した。  会見に先立ち、地村さんは市内で署名活動を行い、1日で約500筆が集まった。(了)【時事通信社】
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