バス園児死亡で改善勧告＝運行マニュアルなし―静岡県など

　静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」の通園バスに女児（３）が取り残されて死亡した事件で、県などは１４日、バスの運行マニュアルがなかったなどとして、認定こども園法に基づき園に改善勧告をした。 　勧告では、バス乗降車時の人数確認について、職員に手順が示されていなかったと指摘。欠席連絡がない園児について、いつ、誰が保護者に確認するかも不明確だったとした。その上で１１月１１日までに、降車した園児の引き渡しなどの手順を定めた運行マニュアルの策定や、出欠確認と保護者への確認方法のルールを定めることなどを求めた。　 　事件は９月５日に発生し、河本千奈ちゃん（３）がバス内に約５時間にわたって取り残されて死亡した。県警が業務上過失致死容疑で捜査している。（了）【時事通信社】