不明当日、２人で飲食店へ＝女子大生遺棄容疑の男―北海道警

　札幌市東区のアパートで大学４年の女性（２２）の遺体が見つかった事件で死体遺棄容疑で逮捕された小野勇容疑者（５３）が、女性が行方不明になった当日に２人で同市内の飲食店を訪れていたことが１４日、北海道警への取材で分かった。 　捜査関係者によると、小野容疑者は女性から「殺害と遺体の処分を頼まれた」と話しているといい、道警は２人の行動について確認を進めるとともに、供述内容を慎重に捜査している。　 　女性は３日午前、「友達と手稲で待ち合わせをしている」と家族に告げ、小樽市の自宅を出た後に行方不明になった。 　道警によると、防犯カメラの分析結果などから、女性はこの日、札幌市手稲区のＪＲ手稲駅周辺で小野容疑者と合流した後、同容疑者の車で市内の飲食店を訪れたことが判明した。 　女性の家族が７日に行方不明届を提出。８日に道警が小野容疑者の自宅を捜索して遺体が見つかった。司法解剖の結果、死因は頸部（けいぶ）圧迫による窒息死で、４日ごろに亡くなったとみられている。（了）【時事通信社】