男「殺害頼まれた」と供述＝女子大学生遺棄―北海道警

　札幌市東区のアパートで大学４年の女性（２２）の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された住人の小野勇容疑者（５３）が「（女性から）殺してほしいと頼まれた」と供述していることが１３日、捜査関係者への取材で分かった。 　また北海道警は同日、防犯カメラの解析結果などから、女性が行方不明となった直後の３日午前に札幌市のＪＲ手稲駅周辺で容疑者の運転する車に乗り、合流したとみられることを明らかにした。道警は２人が知り合った経緯などを調べている。 　捜査関係者によると、小野容疑者は調べに対し、「殺してほしいと頼まれ、室内で首を絞めて殺した」と供述。また、インターネット交流サイト（ＳＮＳ）で女性と知り合い、以前にも会ったことがあるとも話しているという。　 　女性は３日午前、「友達と手稲で待ち合わせをしている」と家族に告げ、小樽市の自宅を出た後に行方不明となった。７日に家族が行方不明届を出し、家族や知人の話から小野容疑者が浮上。８日に容疑者宅を捜索したところ、女性の遺体が見つかった。 　司法解剖の結果、死因は頸部（けいぶ）圧迫による窒息死で、４日ごろに死亡したとみられている。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕送検される小野勇容疑者＝１２日、札幌市東区